少子高齢化に向かっている日本では介護の需要が増加傾向にありますが、需要に対して人材が不足している引く手あまたの状態となっています。こうした理由から他業種からの転職で介護職に就く人も少なくありませんが、仕事をする上で知っておかなくてはいけないのが働き方です。
一口に介護職と言っても入所型を始めとした一部の施設では24時間体制で要介護者の状態をチェックしていなければいけないこともあります。こうした施設では日勤、夜勤のシフト制で仕事をするのが基本です。そのため、休日も同様に交替で取る形となります。中には週末の休みで固定される所もありますが、大半は1年を通して稼働しているため、土日、祝日に休むのは難しいのが実情です。
とはいえ、必ずしも決められたシフト通りに働かなくてはいけないというわけではありません。子供の学校行事や家族の病気などでやむを得ず休みを取らなくてはいけない時は、管理者に相談をして他のスタッフに変わってもらうこともできます。
ただ他のスタッフに代わってもらうことに心苦しさを感じるのであれば、デイサービスなどの通所型の施設や、自宅に訪問して介護をする訪問介護など、はじめから土日が休みである可能性がある職場を選びましょう。その場合はまず土日休みの仕事を探すポイントを理解してから、転職活動をスタートさせることをおすすめします。
土日や祝日の休みのほか、子育てと仕事を両立している人にとって、頭を悩ませるのが夜勤です。小さい子供を夜一人で家に残しておくことができないなど、家の事情で夜勤ができない人もいます。会社を相談して日勤専属にしてもらうという選択もありますが、慢性的な人手不足に陥っている施設では難色を示されてしまいかねません。その場合は、デイサービスのように日中しか勤務をしない施設を選ぶことで問題を解決することができます。